小さな野心を燃料にして、人生を最高傑作にする方法を読んだ。

本屋で見かけて以来、ずっと読みたかった本をやっと読み終えれました。

ブログ、書籍、メディアと幅広く活躍されているはあちゅうさんと、

「次の週末何をする?」をコンセプトにライフスタイルの 企画・提案をしている村上萌さん。

どちらも自身のやりたいことを形にして、楽しく自由に働かれおり、私の憧れの存在です。

この本は、そんなお二人が学生時代から現在に至るまで、どのような経緯で何を考えながら過ごしてきたのか丁寧に書かれていて、「そうそう、こんな本が読みたかった!」という感じでした(笑)

 

すでに成功されてる方の人生って気になりませんか??

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 この本では人生を「自分探し期」「試行錯誤期」「理想の自分実現期」の3つのパートに大きく分かれています。

 

 将来何になりたいのか、何がしたいのか、あれもこれもやりながら満足できずに焦る時期が「自分探し期」

やりたい事が分かってきたものも、それをどう職業にしていくのか、生計立ててくのかを試す「試行錯誤期」

何とか土台が出来て、昔からの夢を広げていくことを楽しむ「理想の自分実現期」

 

「自分探し期」は就職活動を経験した人なら誰でも共感させられますよ!

何となくしか考えてなかった将来の自分と向き合われて「私何になりたいの??何ができるの??」と悶々と苦しむ毎日。

あの時の自分のエントリーシートとか見返したくないです(笑)

ただ、お二人は普通の人の何倍も長くその時期を経験してるんですよね。

 

はあちゅうさんは学生の頃からブログを始め、本を出版したり、コンクールに出て賞を獲ったり、

村上萌さんはインターン、アルバイトを経験し、様々な職業に憧れを持ちつつ

とにかく何かになりたい、自分に自信を持ちたい、自分に期待したいという思いで、たくさんの事をやってはみたものの、自分が満足する事は無かったそうです。

 

その後、はあちゅうさんは電通のコピーライターに、村上萌さんはファッションブロガーになるのですが、やはり思うような仕事とは違い、転職へ。

その後、それぞれの経験を生かした、「やりたい仕事」に力を注ぎ、様々な場で活躍される現在のお二人へと繋がっていきます。

 

きっと最初の大変だった時期の「これは違う」「これはやりたくない」という試行錯誤が現在のどういう風に働きたいか、何を何のためにしたいかという、しっかりした道筋に繋がってるんだと思うんですよね。

 

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私がお二人の人生を見て思ったのはこの4つ。

1、とにかく色々なことにチャレンジしてみる

2、やりたいことのために環境を変える。

3、やり続ける。力を手に入れる。

4、未来の計画を考えるより、日々のどうありたいか、を考える。

 

 特にはあちゅうさんの「以前は5年先、10年先にこんなふうになっていたいと、想像するのが好きでした。でも今は、数年先の具体的な夢は持ってません。」

「それよりもその瞬間、瞬間に「この経験を積みたい」とか「こういう自分でありたい」ということを優先してれば「何年後かに夢が叶う」ではなく「今、夢が叶ってる」状態をずっと続けられるからです。」

 

自分に足りてないのはこの考えだな、と思いました。私は、何年先の計画を立てて、目の前の事をないがしろにしてしまう事が多くて......でもそれって本末転倒ですよね。

 

あとは村上萌さんの

「ひとつひとつの出会いや行動をどれだけ"ジブンゴト"にできるか」「出会いを広げると同時に、自分の引き出し整理整頓し、そしていつだって素敵なものいっぱいにしておくこと。そこから次の何かにつながっていくのかもしれません。」

という考え。私の最大の欠点は人との出会いを後につなげられないところ、ジブンゴトにできてないところ。正にこういうスタンスなんだなあ、と。

 

やりたい事をはっきりさせて、転職して、ライター職に就けた私は今、「試行錯誤期」でしょうか。

まだまだお二人に比べると経験も実力も無い状態。でもこの本を読んで、これから歩む道がハッキリしたような気がします。

 

ここでは書ききれないくらい濃い内容なので、

キャリアに悩まれてる方はぜひ、手にとってみてください。